国内初の一括査定サイト『HOME4U』の特徴・利用方法を紹介
「HOME4U(ホームフォーユー)」は、日本初の不動産一括査定サイト。
運営しているのはNTTデータグループ。安心感重視の利用者も多そうですね。
しかし「不動産会社(営業担当者)と売主・物件の相性が良くない」「地域によっては査定できる会社が少ない」などデメリットが生じる場合もあるので、注意点も確認したうえで申し込みを検討しましょう。
それでは「HOME4U」のメリット・デメリットや利用方法について、解説します。
『HOME4U』3つのメリット!運営年数が長く実績が多い
「HOME4U」は、国内初の不動産一括査定サイトです。
サービス開始は2001年ですから、その分実績も豊富なんですよ。
そんなHOME4Uのメリットは、次のとおり。
それぞれのメリットについて、説明していきます。
1、約1,300社の不動産会社と提携!一度に最大6社で査定可能
「HOME4U」と提携している不動産仲介業者は、約1,300社。
大手企業だけでなく、地域密着型の会社にも査定・売却依頼が可能です。
特徴 | |
---|---|
大手 | ・知名度が高いので、安心感がある ・広範囲で買主を探せる |
地域密着型 | ・特定地域での売却に強い ・査定の精度が高い傾向にある |
2、HOME4UはNTTデータグループが運営!セキュリティ万全
「HOME4U」を運営しているのは、情報サービス事業で業界最大手の「NTTデータグループ」。
そのシステムは官公庁・銀行など日本最高クラスのセキュリティで培われており、利用者の個人情報をしっかり保護してくれるのです。
3、不動産売却ノウハウ本を無料ダウンロードできる!
「HOME4U」では、サイトから不動産売却のノウハウ本を無料ダウンロードできます。
HOME4Uのデメリットと、利用時の注意点
「HOME4U」には、次のようなデメリットもあります。
1、対応・相性の悪い不動産会社が紛れ込んでいる恐れも
その場合は担当者・契約する会社の変更を検討してください。
しかし不動産会社を利用する際に「なんとなく不安」と思う人も結構いるでしょう。「知識」として、悪徳企業の見分け方を知っておくと安心ですよ。
- 両手仲介※をするため、他社で買主が見つかっても対応しない(囲い込み)
- 他社から契約を勝ち取るために、極端に高い査定額を提示する
- しつこく営業電話をかけてくる
- 説明がわかりづらく、都合のいいことだけ言う
2、地域によっては提携している不動産会社が少ない
物件の所在地によっては、「HOME4U」と提携している不動産会社が少ない場合もあります。
サイト | 提携不動産会社 |
---|---|
イエウール | 1,700社以上 |
イエイ | 1,000社以上 |
また「すまいValue」の場合、査定依頼できるのは6社のみですが、どれも知名度の高い大手企業です。
幅広い地域に数多くの店舗を持っているので、売りたい物件が対象かどうか確認してみましょう。
HOME4Uの利用方法!物件情報をもとに不動産会社を厳選してくれる
「HOME4U」での査定依頼から、不動産会社との契約までの流れは次のとおり。
それぞれの手順に分けて、HOME4Uの利用方法・利用時のポイントをお伝えしていきます。
【1】物件情報・連絡先を申込フォームに入力する
「査定スタート」ボタンを選択すると、次の項目を入力する画面が出てきます。
項目 | 補足 |
---|---|
種類 | 次のいずれかを選択 ・マンション一室 ・一戸建て ・土地 ・ビル一室 ・店舗、事務所、倉庫 ・マンション一棟 ・その他(※1) |
所在地 | ・住所、建物名、部屋番号など ・物件に住んでいるかどうか |
延べ床面積 | (※2) |
土地面積 | (※2) |
間取り | (※2) |
築年 | (※2) 「わからない」でも可 |
現在の状況 | 次のいずれかを選択 ・居住中 ・賃貸中 ・空き |
申込者 | 次のいずれかを選択 ・物件の名義人本人 ・名義人の家族、親族 ・共有名義 ・代理人 (物件所有者の承諾済み) |
相談内容 | 次のいずれかを選択(複数可) ・住み替え物件の紹介 ・賃貸した場合の相談 ・税金についての相談 ・法律についての相談 ・特になし |
査定の理由 | 次のいずれかを選択(複数可) ・住み替え ・住宅ローン返済 ・離婚 ・他社での売却が困難 ・物件の相続 ・不要物件の処分 ・転勤 ・所有者が高齢 ・その他(※1) |
希望 | 次のいずれかを選択 ・多少時間がかかっても、なるべく高く売りたい ・多少安くなったとしても、なるべく早く売りたい ・話を聞いてから、どうするか検討したい |
査定方法 | 次のいずれかを選択 ・机上査定(簡易査定) ・訪問査定 |
要望・質問 (任意) |
<例> ・電話連絡の希望時間 ・査定結果の通知方法 |
※2:おおよそでも可
査定方法は机上査定(簡易査定)(※1)・訪問査定(※2)の2通りから選択します。
物件の相場や取引事例、路線価などのデータをもとに、立地や土地の広さなどの条件から不動産の大まかな金額を算出する方法。
査定結果は、比較的早く知ることができます。
しかし現地を見ずに査定されるため、訪問査定に比べ査定の精度は低くなるケースもあるのがデメリットです。
簡易査定と同様の査定に加え、現地を実際に見たうえで査定額を算出する方法。
売りたい建物の劣化具合や、建物・周辺の雰囲気なども細かく見られるため、簡易査定に比べて査定内容や価格の正確性が高いです。
ただし査定日の調整などがあるため、簡易査定より日数がかかる場合が多いというデメリットがあります。
机上査定 | ・すぐに売るつもりはない ・とりあえず、大まかな価格を知りたい |
---|---|
訪問査定 | ・すぐに売却を進めたい ・担当者に直接会って相談したい ・より正確な価格を知りたい |
これらの情報を入力したら、申込者(売主)の連絡先・売却の希望時期を入力し「不動産会社の選択にすすむ」を選択しましょう。
不動産の査定方法や査定前に知っておきたいことは、次の記事を参考にしてください。
【2】HOME4Uオススメの不動産会社から、査定依頼先を選ぶ
次に、査定依頼する不動産会社を選びます。
不動産会社によって、営業地域・得意とする物件種別などは異なります。しかし数多くある会社の中から、自分に合ったところを見つけるのは難しいですよね。
「HOME4U」なら申込時に入力した「物件情報」をもとに、オススメの不動産会社を数社選んで紹介してくれます。
これなら膨大な数の不動産会社を比較する手間も省けますし、最初から自分で選ぶより失敗のリスクも防ぎやすいのではないでしょうか。
依頼先が決まったら、「査定依頼をする」を選択して申し込み完了です。
【3】査定結果などをもとに、契約する不動産会社を選ぶ
査定結果の連絡は「HOME4U」ではなく、不動産会社から直接きます。査定結果などをもとに、契約する不動産会社を選びましょう。
不動産会社を選ぶポイントは、次のとおりです。
- 担当者の対応の質
- 査定額の現実性
- 似た物件の取扱実績
それぞれのポイントについて確認していきましょう。
不動産会社選びのポイント1、担当者の対応の質
不動産売却において、営業担当者との相性は重要。
次のような不動産会社を選ぶと、売却をスムーズに進められる・よりよい条件で売却できる可能性が高いです。
- 相談しやすい
- 熱心に売却活動を行ってくれる
- 都合のいいことだけでなく、デメリットも教えてくれる
不動産会社選びのポイント2、査定額の現実性
同じ物件でも不動産会社によって査定額は異なり、各社で大きな差が出ることもあります。
不動産会社を選ぶ際には、次のように「査定額の現実性」があるところを選びましょう。
- 他社に比べて高額すぎない
- 具体的根拠のある査定額である
各社に「その査定額になった根拠」を聞き、その査定額が現実的な価格なのか確認してみてください。
不動産会社選びのポイント3、似た物件の取扱実績
不動産会社(担当者)に売りたい物件と似た案件を取り扱ったことがあれば、その実績を活かし売却をスムーズに進めてくれる可能性が高いです。
そのときの売却価格・売れるまでの期間などを聞くと、参考になります。
不動産会社を選ぶポイント・注意点については、次の記事でさらに詳しく説明しているので読んでみてください。
HOME4Uは信頼性が高い!他サイトも検討しつつ賢く使おう
提携している不動産会社は約1,300社あります。
「自分に合う会社を選べるか不安・・・。」という人でも大丈夫。申し込み画面で入力した物件情報をもとに、「HOME4U」がオススメの不動産会社を厳選・紹介してくれます。
ただし、最終的に契約先を決めるのは売主自身です。当記事で紹介したポイントなどを参考に、自分に合う会社を見つけてください。
地域によっては契約できる会社が限られるので、他の一括査定サイトも検討してみるといいでしょう。