定期預金はどのくらいの期間を選ぶかが重要!

定期預金 2018.09.03

定期預金は、一定期間預けることを約束した預金です。そのため、普通預金よりも金利が高くなっているのが特徴ではありますが、定期預金は満期まで解約しないというのが原則なので、期間選びは非常に重要となります。

自分がどの期間を選択すれば良いか分からない、悩む、そんな人も多いですよね。そこで今回は、定期預金の期間を選ぶためにチェックしてもらいたい3つのポイントをご紹介していきましょう。定期預金の預入期間を選ぶ参考にしてくださいね。

選べる定期預金の預入期間は多種多様!

定期預金では、複数の預入期間から自分の希望するものを選択することができます。

一例を挙げてみましょう。

  • 2週間
  • 1か月
  • 2か月
  • 3か月
  • 6か月
  • 1年
  • 5年
  • 10年

このように、非常に多くの種類から選択することができるのです。もちろん、取り扱っている金融機関によっては選択できる期間が異なりますのでしっかりチェックしておきたいところです。

定期預金は決めた期間は預けることが基本なのですよね。

満期になれば全額受け取って終わり、ということになるのでしょうか。

定期預金は満期になったらそこで終わりにしても良いですし、そのまま継続して預け入れることもできます。

まだ使う予定がない、金利条件に満足しているのであれば継続するのも良いでしょう。

満期後は、全額受け取る(普通預金へ移動する)、元金だけ継続する、元金と利息の合計額で継続するといった選択肢がありますので、満期を知らせる通知が届いたらしっかり考えたいところです。

定期預金満期後の取り扱いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

定期預金の預け入れ期間を決める3つのポイント

ここではまず、定期預金の基本的な情報を押さえておきましょう。

定期預金には、以下のような特徴があります。

  • 原則として満期まで解約しない
  • 長期で預けた方が金利が高い
  • 固定金利

定期預金は、自分が決めた期間は引き出すことができません。ですから、満期になるまで使わないお金を預けるのが基本です。

また、定期預金は期間が長くなる方が金利が高くなる傾向にあります。

1年定期よりも5年定期の方が金利が高くお得ですが、やはり途中で引き出せないリスクがあるので注意が必要ですね。

金利は固定金利となっていますので、預けたときの金利のまま満期まで続きます。

定期預金は長期の方が金利が高いっていうことなら、できるだけ長期で預ければ良いってだけじゃないの?
確かに長期の方が金利は高いのですが、それまで解約できないことは覚えておかなければいけません。

また、長期で預けることにはデメリットもあります。それは、また次の見出しでご紹介していきますね。

では、定期預金はどうやって預け入れる期間を決めれば良いのでしょうか。そのポイントとなるのが、以下の3点です。

  • ①現在の金利を見る
  • ②資産が多くあれば分散する
  • ③将来的に使う予定があるかどうか考える

この3つのポイントについては、次の見出しから詳しくご紹介します。

ポイント①現在の金利を見る

定期預金の期間を決めるにあたって、金利の動向というのは非常に重要なポイントとなります。

なぜなら、定期預金は固定金利となるので満期まで金利が変動しないからです。

定期預金を預けている間に市場金利が上昇した場合、定期預金に預け入れているより普通預金の方が金利が高くなるという可能性はゼロではありません。ですから、現在の金利、そして今後の金利が上がるかどうかをチェックして預け入れる期間を決めましょう。

今後、金利が上がることが見込めるのであれば短期の定期預金、今後も金利が変わらない、もしくは下がることが見込めるのであれば長期を検討すると良いでしょう。

金利が上がるとか、下がるとか、難しいと思うんだけど素人の俺でも分かるものなの?
金利が変動する原因には、国内景気や物価、海外金利などが挙げられます。

物価が上がる、下がるは普段から感じやすいと思いますので、ぜひ注意して見ておきたいですね。

今までの金利動向と、金利が変動する原因についてはこちら定期預金の金利はどう動く?現在までの推移と今後の見通しを解説!の記事で詳しくご紹介しています。

ポイント②資産が多くあれば分散する

資産が多くあるなら、分散するということも重要となります。例えば、500万円の資産を定期預金に預けることを検討した際、500万円全てを1つの定期預金に預け入れる必要はありません。

300万円は5年定期、100万円は1年定期、残り100万円は6か月定期といった分散をすることで、先ほどご紹介した金利変動リスクに備えることができます。

分散すると、まとまった資金が必要となった際に満期のものから現金として引き出すことも可能です。満期まで1年以上ある場合と、1・2か月待てば良いということでは違いますよね。

定期預金を検討する際は、一本化するだけではなく分散するということも視野に考えることをオススメします。

定期預金を分散するのは、多額な資金を定期預金に預け入れる場合のみメリットがあるのでしょうか?
比較的少額でも、定期預金を分散すればリスク回避にはなります。

また、実は受取利息が何円未満だと非課税になるということもありますので、少額で分散することは税金対策にもなるのです。

定期預金の税金について興味がある方には、こちらの記事がオススメです。

ポイント③将来的に使う予定があるかどうか考える

定期預金は、原則として満期まで引き出すことができません。

つまり、定期預金の期間を検討する際には、今後いつ、いくら使う予定があるのか、いつまでなら預けていても支障がないのかをしっかり検討する必要があるのです。

出来るだけ多くの資金を預けた方が、受けられる金利メリットは大きくなります。ただ、無理をして預ければその資金が途中で必要となった際、非常に困ることになってしまいますからね。

定期預金は原則満期前の解約は不可となっているようですが、どうしても引き出したい場合はどうすれば良いのですか?
定期預金は、一部の商品を覗いて中途解約することは可能です。

ただ、中途解約すると適用金利が契約金利より下がってしまい、せっかくの定期預金のメリットが失われてしまいます。

定期預金の中途解約については、こちら定期預金は満期になる前に解約しても良いってホント?の記事で特集しています。

中途解約の可能性を考えるなら積立定期預金という選択も

基本的に定期預金は、一部を引き出すことはできません。預け入れた資金を使いたい場合は中途解約するしかないのです。

しかし、積立定期預金であれば一部だけ引き出すということが可能です。毎月一定額を預け入れる積立方式で、積立ごとに満期が設定されるため、最初の満期を迎えれば毎月満期が来ているのと同じになるためですね。

また、積立定期預金であれば最初に纏まった資金がなくても定期預金を始めることができます。満期設定も融通がききますので、自分が貯めたい分だけ貯められるというメリットもあるのです。

積立定期預金についてもっと知りたいという方は、こちらの記事で特集していますのでぜひチェックしてください。

定期預金の預け入れ期間はリスク分散を考えて検討を!

定期預金を申し込む際、自分でどの期間預け入れるのかを選ぶことができます。このとき、金利動向や今後まとまった資金が必要となる予定を考えて選択することが重要です。

定期預金は原則解約することができませんから、満期までお金を引き出すことができません。そのリスクを回避するために、期間が異なる複数の定期預金を申し込むというのも方法の1つです。

定期預金は少額から預けいられる商品もありますので、金利が上がるか、下がるかを考え、必要に応じて複数の定期預金を利用すると良いでしょう。

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