積立式定期預金は貯金が苦手な人にオススメ!

定期預金 2018.09.03

定期預金は、一定の金額を一定期間預け入れるというものです。普通預金より利率が良いので、ただ預けるのであれば定期預金にした方がお得なのは皆さんご存知だと思います。

ただ、積立式定期預金についてはあまり知らない方も多いのでは?積立式定期預金は、貯金が苦手な方にオススメで、今は定期預金に預けるだけのまとまった金額がないという人でも始められるのです。

今回は、積立式定期預金について詳しくご紹介していきましょう。

積立式定期預金と定期預金の違いとは

まずは、積立式定期預金と定期預金の違いについてご紹介していきましょう。

どちらも定期預金であることは変わりませんが、積立式定期預金は毎月一定額を積立て続けるもの、そして定期預金は最初に指定した金額を満期まで預け入れるというものです。

また、積立式定期預金は普通の定期預金と違い、必ずしも満期を決めなくても良いという特徴があります。

積立式定期預金の積立て期間には、次の3つの種類があるのです。

  • 終了日を決めずに積立続ける
  • 目標日を自分で設定する
  • 一定期間ごと、または希望する時期に一部を払い出す

積立式定期預金は、いつまで続けなければいけないと決まっているわけではありません。

積立式定期預金は期間を指定することもできますが、預け入れた日ごとの満期設定となるので満期は1つではありません。満期経過後の預金は随時引き出しが可能です。

つまり、4月に1年の期限で預け入れたお金は翌年の4月に満期扱いとなり、その部分については自由に引き出せるというわけですね。

期間指定型の積立定期預金とは別に、目的型定期預金と言って積立期間が決まっていない商品もあるのです。

自分が希望するだけ積立続けることができる魅力があるので、比較的始めやすいと言えるでしょう。

定期預金なのにいつでも引き出せるってこと?

定期預金って満期まで引き出さないから金利が高くなってるんじゃなかったっけ?積立定期預金に満期はないの?

期日を指定せずに続けたいだけ積立てるという商品が、積立定期預金にはあります。

ただ、据え置き期間というのがあってその期間は払い出せなくなっているものもあるので注意が必要です。

定期預金の基本情報については、こちらの記事で復習しておくと良いでしょう。

積立定期預金は臨時の積立ても可能!?

積立定額預金では、指定した月だけ金額を増額できる、普通預金残高が一定額を超えた分だけ積立定期に移すといったことが可能な商品もあります。

より効率よく積立がすることもできますので、積立定期預金を検討する際にはどのような積立て方法が可能なのか、しっかりチェックしておくと良いでしょう。

みずほ銀行の場合を見てみましょう。

積立て方法 積立金額 特徴
定額積立方式 5,000円以上
1,000円単位
指定日に毎月一定額を自動的に積立
随時積立方式 1円以上
1円単位
随時入金による積立
スイング積立方式 10,000円以上
10,000円単位
指定日に口座残高が最低指定金額を超えた場合
その超過分を自動的に積立

また、受け取る際にも一定期間が経過すると一部または全額を受け取って継続できるという商品もあります。

それぞれの金融機関の商品特徴を、しっかりチェックしたいですね。

積立式定期預金と定期預金はどちらがオススメ?

では、積立式定期預金と定期預金はどちらがオススメなのでしょうか。

どちらも、普通預金より金利が割高になっていてお得であること、そして元本割れしないという共通の魅力があります。

他にはどのようなメリットがあるのでしょうか。それぞれ比較してみましょう。

メリット デメリット
積立式
定期預金
・毎月確実に積立ができる
・必要に応じて一部または全額の
払い出しが可能
・据え置き期間は
払い出しができない
定期預金 ・追加で預け入れる必要がない
・預け入れる一定の資金が守られる
・原則、満期まで引き出せない

定期預金は、今すでにまとまった資金があり、すぐには使う予定がない人にオススメです。

一方、積立式定期預金は最初にまとまった資金がなくても始められる定期預金です。毎月一定額を自動で積み立ててくれるので貯金が苦手な人にもオススメですし、いつまでにいくら貯めたいという目標がある方にもオススメできます。

積立定期預金の場合は、一般の定期預金と違い据え置き期間というものが設けられています。

比較的引き出しに融通が利く積立定期預金ですが、据置期間が6か月や1年など商品によって定められていて、その期間は引き出すことができないので注意しておきましょう。

積立定期預金は、目標額や目標日に向けて積立ができるのですね。

使用目的が決まっていて、そこに向かってお金を貯めたいときには便利ですね。

定期預金と定期積金の違いは目標金額!?

積立式定期預金や定期預金とは別に、定期積金というのがあります。

定期積金は、目標金額に合わせて積立額が決まり、その金額を毎月積み立てていくというものです。

定期積金の特徴としては、毎月積み立てるのが預金ではなく掛け金であるという点です。また、満期時に受け取るのも掛け金と利息ではなく、掛け金と給付補填金です。

給付補填金も利息と同様に、税金が20.315%引かれた状態で支払われます。つまり、確定申告をする必要はありません。

定期預金などにかかる税金については、こちら定期預金でかかる税金がお得に!?その仕組みや方法についてご紹介で詳しくご紹介しています。

定期積金は、主に信用金庫などで取り扱われている商品です。預金というよりは保険商品に近い商品だと認識しておくと良いでしょう。

定期積金は途中で解約した場合、元本割れする可能性はありますか?
満期前の解約でも、元本(掛け金)は全額保証されます。

ただ、中途解約をすると適用金利が普通預金程度のものとなってしまいますから、受け取り可能な給付補填金額が少なくなってしまいますね。 

定期預金の中途解約について詳しく知りたい方には、こちらの記事がオススメです。

定期貯金はどういう商品?

定期預金とは似た言葉として、定期貯金というものがあります。預金ではなく貯金ということなのでまったく別の仕組みを持った商品であると感じる方もいるかもしれませんが、そういうわけではありません。

定期預金は一般銀行が取り扱う商品、定期貯金は郵便局やJAが取り扱う商品という違いがあるだけなのです。

郵便局が取り扱う積立式の定期貯金もありますので、取り扱い先によって「預金」と「貯金」が違うということは覚えておきましょう。

積立定期預金は比較的自由に引き出せて効率よく増やせる預金方法

積立定期預金は、毎月一定額を積み立てる預金方法です。通常の定期預金のように、最初にまとまった金額が無くても始められる、そして毎月自動で積み立てをするので貯金が苦手な人でも始めやすいといったメリットがあります。

また、積立て定期預金は基本的に引き出しが自由です。据置期間が設けられている場合もありますが、その期間を経過すれば一部、または全額いつでも引き出せます。

積立定期預金は、普通預金よりも高金利で元本もきちんと保証される商品です。いくら貯めたいという目標がある人だけでなく、とりあえず貯金しておきたいという人にもおすすめですね。

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